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「ヴォクシーのハイブリッドって、実際どれくらい燃費がいいの?」
「ガソリンのミニバンから乗り換えて、不満はないの?」
先日、それまで乗っていたエスクァイア(2Lガソリン・4WD)を手放して、90ヴォクシー ハイブリッド S-Z E-Four(4WD)に乗り換えました。2024年6月に初めて登録された中古車で、2WD用の純正17インチホイールがついています(このグレードの4WDは、新車の時は16インチが標準です)。ハイブリッド車は、これが初めてです。
この記事では、納車されてすぐ1人で乗った時の燃費と、ガソリン車から乗り換えて正直に気になったことをまとめます。その後、親族も乗せて5人で出かけた近場と、荷物を積んだ下道の遠出でも燃費を測ったので、3回の記録を表にしました(2026年10月追記)。5人で出かけた日のエアコンとEVの話は、別の記事に書きました。
この記事の結論
- 燃費:条件が良い日の1回で、メーター表示24.5km/L(農道44km・1人乗り)。カタログ値(WLTC)の22.0km/Lを上回った
- 親族も乗せて5人・冷房をつけたままの近場のお出かけ(往復30km)では、メーター表示21.7km/L
- 3人+泊まりの荷物で、下道の遠出(片道約88km・渋滞あり)では、メーター表示21.6km/L
- 気になったのは3つ:上り坂でエンジンが急にうなる/段差の突き上げ(少し気になる程度)/ブレーキの感触の違い(最初びっくりしただけで、怖さはない)
- 買ってよかったか:まだ分からない。でも、燃費の良さにはびっくりした
- まだ測れていないこと:近所の買い物のような短い距離の街乗り・高速道路・冬の燃費(測れたら追記します)
実燃費は21.6〜24.5km/L(メーター表示・3回の記録)
同じ車で、条件の違う日に3回測りました。まず3回を表で並べ、そのあと1回ずつくわしく書きます。
3回の記録を並べると
| 1回目 1人・農道 | 2回目 親族と5人・近場 | 3回目 3人+荷物・遠出 | |
|---|---|---|---|
| 燃費(メーター表示) | 24.5km/L | 21.7km/L | 21.6km/L |
| カタログ値(22.0km/L)の何%か | 約111% | 約99% | 約98% |
| 走った距離 | 44km | 往復30km | 片道 約88km |
| 乗った人・荷物 | 1人・カバン1つ | 5人・荷物なし | 3人・荷室ぱんぱん |
| 道 | 農道・山越え・信号少なめ | 農道・信号ふつう・山1つ | 国道と農道・渋滞 約6km |
| エアコン | 22度(冷暖房は不明) | 冷房・オート22度 | 暖房だったと思う・オート22度 |
| 外気温(メーター) | 18度→16度 | 22度 | 19度(着いた時) |
| 走り方 | ほぼ一定の速さ | ふつう | ふつう |
1人で荷物が少なく、信号の少ない道を一定の速さで走れた日は24km/L台でした。5人で近場を走った日と、3人+荷物で遠出した日は、どちらも21km/L台後半でほぼ同じで、カタログ値に近い数字でした。誰でもこの数字が出るわけではないので、自分の使い方(乗る人数・荷物・道)にいちばん近い列を、目安にしてみてください。
1回目:納車初日、1人・農道で24.5km/L
納車されて最初に走った44kmで、メーターの平均燃費は24.5km/Lでした。納車後はじめての走行で、メーターの平均燃費はこの44kmの区間のものです。

1人乗りで荷物も少なく、信号が少ない道を一定の速さで走れたので、燃費にはかなり有利な条件でした。山越えの上り坂もありましたが、そのぶん下り坂もあったので、不利な条件だったとは言えません。
また、メーターに出る燃費は、満タンにして「走った距離÷給油した量」で計算する方法(満タン法)と、少しずれることがあります。
2回目:親族と5人・近場で21.7km/L
後日、親族も乗せて5人で近場に出かけました。冷房(オート22度)をつけたまま、信号もふつうにある農道を往復30km走って、メーター表示は21.7km/Lでした(1回)。行きが終わった時は約18km/Lで、車内が冷えて落ち着いてから燃費が伸びたと感じています(体感)。走り始めに燃費が伸びなかった理由は、90ヴォクシーハイブリッドの燃費が悪い・EVにならない時に試したことにまとめています。
3回目:3人+荷物の下道の遠出で21.6km/L
泊まりがけの遠出で、高速道路を使わずに下道(国道と農道が半分ずつ)だけを片道約88km走りました(出発前に燃費の表示をリセットしてから、着くまで)。乗ったのは3人で、荷室は泊まりの荷物でぱんぱん(お米30kgも)。燃費を特に気にせずふつうに走って、メーター表示は21.6km/Lでした(1回)。

1回目(1人・カバン1つ)より、人も荷物もずっと多い日でした。途中には市街地の渋滞も約6km混ざっています。それでもカタログ値(WLTCモード総合22.0km/L)の約98%で、5人で近場を走った2回目(21.7km/L)とほぼ同じでした。
片道約88kmを運転して、疲れはほぼありませんでした(僕の1回の感想です)。
カタログの燃費と比べると
僕の車と同じ時期のヴォクシー ハイブリッド S-Z E-Fourの、トヨタ公式のカタログ燃費(WLTCモード)はこちらです。
| モード | 燃費 |
|---|---|
| WLTCモード(総合) | 22.0km/L |
| 市街地モード | 22.0km/L |
| 郊外モード | 23.9km/L |
| 高速道路モード | 20.9km/L |
3回の記録は、どれも総合(22.0km/L)の約98〜111%でした。中でも1回目の24.5km/Lは、信号が少ない道を想定した「郊外モード」の23.9km/Lも上回っていて、条件がそろえば、カタログの燃費以上も出ることがあります。ただし、これは条件が良い日の1回の数字です。
前の車エスクァイアの燃費(参考)
乗り換える前のエスクァイア(2Lガソリン・4WD)は、こんな燃費でした。
- ふだん使いの総合燃費(メーター表示):約11.3km/L
- 東北から千葉まで、高速道路を90km/hで走った時:14.5km/L(満タン法で計算)
エスクァイアは、燃費に有利な高速道路の長距離でも14.5km/Lでした。道も測り方も違うので単純には比べられませんが、「条件が良い日どうし」で比べても、ヴォクシーのハイブリッドとの差はかなり大きいと感じました。
ちなみに、母が以前乗っていた軽自動車のN-BOXは、ふだん使いのメーター表示で22km/L台でした。1回目の24.5km/Lは条件が良い日の数字なので、そのまま「軽自動車より良い」とは言えません。それでも、7人乗りのミニバンで、しかも4WDでこの数字が出たことには驚きました。
燃費が良かったのは「60km/h前後で流れに乗った時」(納車初日の体感)
納車初日(1回目)に農道を44km走ってみて、速さによって燃費の感じ方が変わりました。
- 60km/h前後:平らな道で、何台かが連なって60km/hくらいで走っていた時は、EVで走る場面が多く、燃費が良い感じがしました
- メーターで70km/h付近:EVで走れる場面が減って、燃費が下がりました
どちらも納車初日に1回走っただけの体感です。60km/hくらいで流れる平らな道を走る人は、その速さで走ると燃費がどう変わるか、メーターを見てみてください。
ハイブリッドの乗り方が難しかった
EVになかなか切り替わらない、すぐガソリンに戻る
ハイブリッドは初めてなので、どう走るのが正解なのか分かりませんでした。なかなかEVに切り替わらず、切り替わっても、すぐエンジンがかかります。
ガソリン車なら「加速したい時は強く踏み続ける」で良かったのですが、ハイブリッドではアクセルをどのくらい踏めばいいのかが分かりません。アクセルの踏み方のコツは、まだ見つかっていません。
ひとつ分かったのは、走り始めのEVのなりやすさに、車内の暑さや冷房が関わっていそうだということです。車内がむっと暑く冷房ががんばっている間は、アクセルを離してもEVにならず、車内が冷えてくるとEVに切り替わるようになりました(1回の体験)。ただ、この日はエンジンが冷えていたことなども重なっていて、エアコンだけが原因とは言い切れません。くわしくはこちらの記事に書いています。
勘違い① 出だしが速いと思っていた
ハイブリッドは出だしが速いと思っていました。たしかに、グッと踏み込めば速いです。でも、ふつうにアクセルを踏んだ時は、EVで走るのは出だしだけで、すぐエンジンに切り替わるので、思ったほど速くは感じませんでした。
勘違い② 「エンジンがかかっている時は、エンジンだけで走っている」
メーターのエネルギーモニター(力の流れを矢印で見せる画面)を見ていると、エンジンがかかっている時は、エンジンだけで走っているように見えました。モーターと一緒に走るのは、強く踏んで急加速する時だけだと思っていました。
ところが、トヨタ公式の説明によると、実際は少し違います。
- ふだんの走行:エンジンの力を2つに分けて使う。1つはそのままタイヤを回し、もう1つは発電機を回す。発電した電気で、モーターもタイヤを回す
- 急加速:それに加えて、電池からもモーターに電気を送り、力強く加速する

つまり、ふだんの走行でも、エンジンがかかっている時はモーターも一緒にタイヤを回しています。急加速の時に増えるのは「電池の電気」です。僕はモニターを見て「エンジンだけ」だと思い込んでいましたが、そうではありませんでした。
エスクァイアから乗り換えて気になった3つのこと(1人で乗った感想)
ここからは、エスクァイアを手放した直後にヴォクシーに乗って感じた、個人的な感想です。乗ったのはS-Z E-Four(2WD用の純正17インチホイール付き)だけで、ほかのグレードには乗っていません。人や荷物を多く乗せた日に、この3つをどう感じたかは、まだ書けていません。
① 上り坂でエンジンが急にうなる(会話はふつうにできる)
ガソリン車は、加速するとエンジンの音が少しずつ大きくなります。ある程度の速さになれば、坂道でも音はそれほど変わりません。
ヴォクシーは、EVで静かに走っていたところから、坂道になった途端に急にエンジンがうなります。ガソリン車のように少しずつ大きくなるのではなく、音がいきなり跳ね上がる感じで、違和感がありました。
エスクァイアなら「3,000回転くらい」の音で登れていた坂が、ヴォクシーでは「4,000回転くらい」の音に聞こえました。ヴォクシーには回転数を見るメーターがないので、これは音からの感覚です。1Lのヤリスに乗った時のような「エンジンががんばっている感じ」がしました。EVの時が静かすぎるので、よけいに目立つのかもしれません。
とはいえ、同乗者との会話はふつうにできるくらいです。これは納車の日に乗った時の感想で、慣れるかどうかはまだ分かりません。アクセルの踏み方にもコツがありそうな気がしています。正直に言うと、加速は2Lガソリンのエスクァイアのほうが良く感じました。「ハイブリッドのほうがガソリン車より速い、なめらか」とは限らないと思います。
② 段差の突き上げ(少し気になる程度)
エスクァイアは、ふわっとした乗り心地でした。急な段差でなければ、段差に乗ってもあまり感じませんでした。
ヴォクシーは、道路のくぼみや段差を通った時に、「ゴツッ」という衝撃がわりと伝わってきます。ただ、気になるのは「少し気になる程度」です。理由はタイヤなのか、車の作りなのか、僕には分かりません。
③ ブレーキの感触が違う(最初びっくりしただけ)
信号で止まる時、エスクァイアなら「キュッ」と止まっていたところで、ヴォクシーは少し「ズズズッ」と進むような感じがして、最初はびっくりしました。
ハイブリッド車は、止まる時にタイヤの回る力で発電して、その力でも減速しています(回生ブレーキ)。そのため、ガソリン車とはブレーキを踏んだ時の感触が違います。感覚が違って驚いただけで、怖いと感じたことはまったくありません。
44kmの後半は、早めにブレーキを踏んで、回生ブレーキで電気を貯めることも意識してみました。そうするうちに、感触にも慣れてきました。
試乗で確かめるなら
3つとも、人によって感じ方が違うと思います。気になる人は、試乗で次のことを試してみてください。
- 上り坂:お店の近くの坂を登らせてもらい、EVからエンジンに切り替わる時の音を聞く
- 段差:駐車場の出入り口の段差を、ゆっくり通ってみる
- ブレーキ:信号でふつうに止まってみて、今の車との感触の違いを確かめる
4WD(E-Four)にした理由
4WDを選んだ理由は3つです。
- 雪国に住んでいる
- これからヴォクシーで、いろいろな所へ旅行に行きたい
- カタログの燃費が、2WDとほとんど変わらなかった
同じ時期のハイブリッドS-Zのカタログ燃費(WLTCモード)は、2WDが23.0km/L、E-Four(4WD)が22.0km/Lです。差は1.0km/Lだけなので、雪道を走る人なら、4WDを選んでも燃費の損はほとんどありません。雪道を走らない人は、2WDのほうが燃費は少し良くなります。
ハイブリッドとガソリン、どっちがいい?
まず知っておきたいのは、90ヴォクシーは2026年5月発売の一部改良のあと、新車はハイブリッド車だけになったことです(2026年10月時点)(トヨタ公式の2026年9月版の主要諸元表には、ハイブリッド車しか載っていません)。ハイブリッドとガソリンで迷うのは、僕と同じように改良前の中古車を探す人です。
なお、僕が比べているのは前に乗っていたエスクァイアです。90ヴォクシーのガソリン車には乗っていません。そこで、同じ時期のヴォクシーのカタログ燃費を比べてみます。
| ヴォクシー S-Z | 2WD | 4WD |
|---|---|---|
| ハイブリッド | 23.0km/L | 22.0km/L(E-Four) |
| ガソリン | 15.0km/L | 14.3km/L |
4WDどうしで比べると、ハイブリッドはガソリンの約1.5倍です。月に1,000km走り、ガソリンが1Lあたり170円だとすると、カタログの燃費で計算した燃料代はこうなります。
- ハイブリッド4WD:約45.5L・約7,700円
- ガソリン4WD:約69.9L・約11,900円
差は月に約4,200円、1年で約5万円です(ガソリン価格は2026年10月13日時点のレギュラーの全国平均〈資源エネルギー庁調べ〉、約170円で計算)。中古車の値段は年式や走行距離で変わります。同じくらいの年式・距離のハイブリッドとガソリンの値段を見比べて、「その差を何年で取り返せるか」を考えると決めやすいと思います。
| ハイブリッドとガソリンの値段の差 | 燃料代で取り返せる目安 |
|---|---|
| 10万円 | 約2年 |
| 20万円 | 約4年 |
| 30万円 | 約6年 |
この試算はカタログの燃費で計算しています。僕の3回の記録(メーター表示)は、人や荷物を多く乗せた日も含めて、カタログ値の約98〜111%だったので、試算はひとつの目安になりそうです。ただし、近所の短い距離の街乗りと冬の燃費は、まだ測れていません。
納車の日に乗ってみて感じたのは、ハイブリッドで燃費良く走るには、ガソリン車とは違う運転のコツがいりそうだということです。たとえば、EVで走れる場面を増やすようにアクセルを踏んだり、早めにブレーキを踏んで回生ブレーキで電気を貯めたりする走り方です。
納車の日のように、平らな道を60km/hくらいで流れに乗って走れる場面では、燃費の良さをはっきり感じました。一方で、近所の短い距離の街乗りや高速道路でどうなるかは、まだ分かりません。
逆に、上り坂の多い所に住んでいる人や、加速の気持ちよさを大事にしたい人は、試乗で坂道を走ってから決めるのがおすすめです。
僕自身は、ハイブリッドにしてよかったかどうかはまだ分かりません。でも、燃費の良さにはびっくりしました。冬を越したら、また書きます。
納車されたばかりの人へ:Apple CarPlayは先に使い方を確認しておこう
納車前に覚えておけばよかったと思ったのは、Apple CarPlay(iPhoneの画面を車の画面に映す機能)の使い方だけでした。
僕のヴォクシーは8インチのディスプレイオーディオで、ナビの契約はしていません。そのため、ナビを使うにはCarPlayを使う必要があります。すぐできると思って取扱説明書を見ずにやったところ、全然できませんでした。画面を探しても、「Apple CarPlay」というボタンが見当たらなかったのです。
トヨタの取扱説明書では、iPhoneの設定でSiriをオンにしてから、USBケーブルでつなぐか、画面の設定から「Bluetooth/機器」を選んでつなぐ方法が説明されています。くわしくはトヨタ公式の取扱説明書(Apple CarPlayを使用する)を見てください。僕がつまずいたところと手順は、別の記事でくわしく紹介する予定です。
まとめ
- 90ヴォクシー ハイブリッド S-Z E-Four(中古車)は、条件が良い日の1回でメーター表示24.5km/L。カタログ値22.0km/Lを上回った。5人で近場(往復30km)では21.7km/L、3人+荷物の下道の遠出(片道約88km)でも21.6km/L
- 気になったのは、上り坂でエンジンが急にうなること(会話はふつうにできる)、段差の突き上げ(少し気になる程度)、ブレーキの感触(最初びっくりしただけ)
- 買ってよかったかは、まだ分からない。でも燃費の良さにはびっくりした
90ヴォクシーを考えている人は、次の順で進めると迷いにくいと思います。
- 試乗で、上り坂・段差・信号でのブレーキを試す
- 4WDか2WDかは、雪道を走るかどうかで決める
- 中古車なら、同じくらいの年式・走行距離のハイブリッドとガソリンの値段を見比べる
- 買い替えるなら、今の車がいくらで売れるかを先に知っておく(予算が決めやすくなる)
僕の場合、手放したエスクァイアには、ネットの相場より50万円ほど高い下取り額がつきました。その時の体験はエスクァイアの下取り・買取相場|8年落ちで相場より50万円高かったにまとめています。
これから、短い距離の街乗り・高速道路・冬の燃費、人や荷物を多く乗せた時の乗り心地(上り坂の音や段差の感じ方など)、ハイブリッドの上手な走り方が分かったら追記していきます。
※燃費・仕様は、トヨタ ヴォクシー 主要諸元表(2023年11月版・2026年9月版)、ハイブリッドの仕組みと回生ブレーキはトヨタ公式サイト・取扱説明書をもとにしています(2026年10月時点で確認)。燃費は使い方や天気、道によって変わります。

