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「冬にBMWのメーターにバッテリーの警告が出た。充電器を買いたいけど、どれを選べばいい?」
「BMWはバッテリーがエンジンルームにないって聞いたけど、どこにつなぐの?」
僕は2017年式のBMW 420i(B48エンジン)に乗っています。冬にしばらくエンジンをかけずに止めていたら、メーターにバッテリーの電圧低下を知らせる警告が出て、BMW用にバッテリー充電器を買いました。この記事では、充電器の選び方3つと420iのつなぎ方、そして半日で充電をやめた経験から分かった充電時間の注意を、実際にCTEKの充電器を使った写真と、調べて分かったことをあわせてまとめます。
この記事の結論
- どれ?:下の3つの条件を満たす充電器を選ぶ。僕は420iでCTEK MXS5.0JPを使った(2025年12月に22,500円で購入)
- 選ぶ条件3つ:①12Vのバッテリー用 ②自分の車のバッテリーの種類(AGMなど)と容量に合うモードがある ③充電の段階を自動で切り替え、満充電のあとも自動で見守る(維持充電)
- つなぎ方:420iはバッテリーがエンジンルームにない。エンジンルームのジャンプスタート用の端子(赤いカバーのプラス+車体のマイナス)に、プラス→マイナス→コンセントの順でつないだ
- 充電時間の注意:時間で区切らず、満充電の表示が出るまで待つ。僕は2回とも半日ほどでやめ、1回目は約1か月後にまた警告が出た
- コンセントがない場所では、ポータブル電源(正弦波出力)と組み合わせる方法もある

BMWのバッテリー充電器の選び方3つ
BMWに使う充電器は、次の3つを満たすかで選びます。車種が420iでなくても、考え方は同じです。
①12Vのバッテリー用であること
乗用車のバッテリーは12Vです。充電器の箱や説明書に「12V」「12V鉛バッテリー対応」と書かれているかを見ます。
②自分の車のバッテリーの種類と容量に合うモードがあること
車のバッテリーには、ふつうのタイプ(ウェット)やAGMなど、いくつか種類があります。充電器によっては、種類ごとにモードを切り替えます。あわせて、充電器が対応している容量(Ah)の範囲も見ます。
見本として、僕の場合を書きます。僕の420iのバッテリーは、ラベルで確かめると90AhのAGMでした。CTEKの説明書では、普通車モードが「多くのAGM」、寒冷地モードが「寒冷地およびOptimaやOdysseyなどのAGM」に使えるとされていて、どちらも対応する容量は14〜160Ahです。つまり90AhのAGMなら、種類も容量も範囲に入ります。
自分の車も、バッテリー本体のラベル(「AGM」の文字や「〇〇Ah」の数字)で確かめてから、合うモードがある充電器を選んでください。
③充電の段階を自動で切り替え、満充電のあとも見守ること
冬に乗らない間に使うなら、つないでおけば充電の段階を自動で切り替えてくれる物が安心です。CTEKの箱には「8ステップ、完全自動充電サイクル」とあり、最後の8番目は「監視充電」です。満充電で終わりではなく、そのあとも自動で様子を見る段階まである、ということです。
充電器ごとのちがい
ホームセンターや通販には、数千円の充電器もあります。調べてみると、充電器ごとの違いは、おもに次のような機能の有無に出ます(自動車メディア「カーナリズム」の充電器の解説〈2026年10月〉より)。
- AGM・アイドリングストップ車用のバッテリーへの対応:専用のモードで電圧を上げて充電する物、専用モードなしで使える物があり、一部のアイドリングストップ車用バッテリーでは満充電まで届かない物もある
- 維持充電:満充電のあと維持のモードに切り替わり、電圧が下がるとまた充電する物は、乗らない間もつないでおける。この機能がない物は、充電が終わったら外す
- 保護機能:クリップを逆につないだり、ショートさせたりすると、自動で出力を止める物がある
- 充電の電流:電流が大きいほど早く終わるが、バッテリーの容量に対して大きすぎると寿命を縮める。容量の10分の1くらいの電流が目安
- 使える気温:多くの製品は0〜40℃で、−20℃から使える物もある
比べる時は値段だけでなく、自分の車のバッテリーの種類に対応しているか、維持充電があるか、冬に使う気温で動くか、を見てください。条件を満たしていれば、値段の安い物も候補になります。
僕が選んだCTEK MXS5.0JP

選んだ理由は3つです。
- ただ充電するのではなく、バッテリーの様子を見ながら、バッテリーに優しい充電ができる(上の条件③。箱には8つの段階が書かれている)
- 整備士をしている身内から、スーパーカーなど、ふだん乗らない車のオーナーが充電しておく定番の商品だと聞いた
- いざとなれば、つないだままにもできると知った(どんな時ならよさそうかは、後ろの「つなぎっぱなし」の見出しで)
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 商品名 | CTEK バッテリーチャージャー&メンテナー 4.3A MXS5.0JP |
| 買った時期・値段 | 2025年12月・22,500円 |
| 使えるバッテリー | 12Vの鉛バッテリー(ウェット・メンテナンスフリー・GEL・AGM・カルシウム) |
| 電源 | 家庭用のコンセント(100V) |
| 充電の強さ | 最大4.3A |
| 充電のしかた | 8つの段階で自動(4番目=使用可能、7番目=満充電、8番目=監視充電) |
| 対応する容量 | 普通車・寒冷地モードは14〜160Ah |
| おもなモード | 普通車(+5〜+50℃)・寒冷地(−20〜+5℃)・RECOND・2輪 |
| 保護機能 | スパーク(火花)・逆接続・ショートの保護、防塵・防滴 |
| 付属品 | クリップ、アイレット(車側につけておく端子) |
上の「充電器ごとのちがい」の項目で見ると、AGMに使えるモード、満充電のあとの監視充電、逆接続やショートの保護、−20℃から使える寒冷地モードがそろっています。電源は家庭用の100Vです。
CTEK バッテリーチャージャー・メンテナー 4.3A 品番:MXS5.0JP 価格:22825円 |
420iへのつなぎ方:バッテリーはエンジンルームにない
ボンネットを開けても、420iのバッテリー本体はエンジンルームにはありません。その代わり、エンジンルームにジャンプスタート用の端子があり、僕はここに充電器をつなぎました。
自分でつないで大丈夫?
僕がやったのは、付属のクリップを2つの端子にはさんで、コンセントを差し、モードのボタンを押すことだけです。CTEKの箱には「車両コンピューター/センサーに損傷を与えないセーフ設計」「スパーク(火花)、逆接続、ショートの保護機能」と書かれています。
調べてみると、バッテリーを車に積んだまま充電できるように作られた充電器は多い一方で、それでよいかはバッテリーと車の取扱説明書しだい、とされています(カーナリズムの解説より)。そのうえで、気をつけることは2つです。
- プラスとマイナスをまちがえない(赤いカバーがプラス)
- 自分の車の取扱説明書の「エンジンルーム」のページで、ジャンプスタート用の端子の場所を確かめる(この記事は420iの例です)
つなぐ場所:赤いカバーのプラス端子と、車体のマイナス端子

僕がつないだのは、この2か所です。プラスは赤いカバーの下にある端子、マイナスは車体から出ている金属の出っ張りです。

420iの取扱説明書の「エンジンルームの主要箇所」では、この2つは「ジャンプスタート、バッテリーのプラス端子」「ジャンプスタート、バッテリーのマイナス端子」として示されていて、充電器用とは書かれていません。僕は2回ともこのエンジンルームの端子につないで充電し、2026年4月に乗り始めた時も、エンジンは問題なくかかりました。不安な人は、つなぐ前にディーラーに「エンジンルームのジャンプスタート用の端子に充電器をつないでいいか」を聞いておくと安心です。
つなぐ順番と外す順番
つなぐ順番(CTEKの収納袋に描かれている順番。箱の手順も同じ流れ。僕もこの順番でつなぎました)
- プラスのクリップ(赤)をプラス端子にはさむ
- マイナスのクリップ(黒)をマイナス端子にはさむ
- 充電器のプラグをコンセントに差す
- MODEボタンでモードを選ぶ(約2秒で充電が始まる)

説明書によると、一度選んだモードは記憶されていて、次からはつなぐと同じモードで自動的に始まります。
外す順番(CTEKの海外向けのMXS 5.0〈日本向けとは型がちがう5A・海外の電源用〉の説明書に書かれている順番)
- 充電器のプラグをコンセントから抜く
- マイナスのクリップ(黒)を外す
- プラスのクリップ(赤)を外す
つなぐ時のちょうど逆です。先にコンセントを抜くので、充電が止まった状態でクリップを外せます。型のちがう海外向けの説明書の順番なので、日本向けの説明書でも確かめてください。
モードの選び方:充電する日が5℃より寒いなら寒冷地モード
CTEKの場合、充電する時の気温が5℃より低ければ寒冷地モード(雪の結晶のマーク)、5℃以上なら普通車モードです。説明書では、普通車モードの使用温度が+5〜+50℃、寒冷地モードが−20〜+5℃となっています。
僕の420iのバッテリーは90AhのAGMで、上で書いたとおり、普通車モードでも寒冷地モードでも範囲に入ります。どちらにするかは気温で決めました。充電したのは冬で、5℃より寒い日だったので、2回とも寒冷地モードにしました。
もう1つの「RECOND」は、説明書では過放電したウェットタイプ・カルシウムタイプのバッテリー用です。選ぶと、6番目の段階(リコンディション)が普通車モードの充電に加わります。
電源:車の近くにコンセントがあるか

僕は屋外の青空駐車場で充電したので、2回とも延長コードリールで電源を取り、充電器の本体はタオルの上に置きました。この方法は、車の近くまでコンセントの電気を引けることが前提です。
延長コードリールを使う時は、コードを巻いたまま使わず、全部引き出して使ってください。事業所で、巻いたままのコードリールを使ってたくさんの自動車用バッテリーをまとめて充電していて火災になった例が、NITE(製品評価技術基盤機構)の事故事例として紹介されています。NITEによると、コードリールは巻いた状態と引き出した状態で使える電力がちがうので、リールの表示も確かめておきます。屋外では、延長コードやコンセントの差し込み口が雨に濡れない場所を選びます。
コンセントがない場所なら:ポータブル電源と組み合わせる
僕は使っていませんが、調べてみると、マンションの駐車場などコンセントがない場所では、ポータブル電源のコンセント(AC出力)に充電器をつないで充電する方法もあります。ポータブル電源メーカーのJackeryの解説でも、専用のバッテリー充電器と組み合わせる方法が紹介されていて、充電器がコンセントにつなぐタイプならポータブル電源のAC出力を使う、とされています。選ぶ時のポイントは2つです。
- コンセントの出力が「正弦波」であること:EcoFlowの解説によると、正弦波は家庭のコンセントと同じなめらかな形の電気で、「修正正弦波」は階段のような形です。修正正弦波は作るコストが低い一方、一般的な家電でも急に動かなくなったり、故障したりすることがあるとされています
- 容量(Wh)に余裕があること:EcoFlowの解説では、使える時間の目安は「容量(Wh)×0.8÷使う機器の消費電力(W)」です。MXS5.0JPの箱の数字では、充電の出力は最大で14.7V×4.3A=約63W。コンセントから使う電力はこれより多くなります。仮に63Wで計算しても、500Whのポータブル電源で約6時間、半日(12時間)つなぐなら1,000Wh近くが必要な計算です
実際に充電にかかる時間は、バッテリーの減り方で変わります。容量は、つなぐ時間を考えて余裕のある物を選んでください。
Jackery ポータブル電源 500 New 512Wh 純正弦波 価格:69800円〜 |
充電時間の注意:半日でやめて、約1か月後にまた警告が出た
先に答えを書くと、充電は時間で区切らず、満充電の表示が出るまで待つのが大事です。CTEKのランプは8つ並んでいて、4番目が「使用可能」、7番目が「満充電」です。僕は2回とも、そこまで待ちませんでした。その記録です。
約1.5か月エンジンをかけなかっただけで警告が出た
僕は2025年11月から2026年4月まで、420iを一時抹消(ナンバーを返して、車を使わずに止めておく手続き)していました。その冬の12月ごろ、約1.5か月ぶりに止めていた車のエンジンをかけた直後、メーターにバッテリーの電圧低下を知らせる警告が出ました。
年末年始や冬の間に、乗らない日が続く人も気をつけたいところです。JAFの解説によると、バッテリーは寒いと中の化学変化が鈍くなり、性能が落ちやすくなります。冬は暖房やライトで電気を多く使うことも重なります。
警告が出た時にどうするかも調べました。整備士が監修した中古車のガリバーの解説によると、エンジンを止めた状態のバッテリーの電圧は約12.3V以上が目安で、それより低いと弱っている可能性があります。また、赤いバッテリーマークの警告は発電の不良が考えられ、早めの修理が必要で、自分で走るのが危ない時はレッカーを使うようすすめています。これはどの車にも当てはまる一般的な話で、僕の420iで出た電圧低下の警告と同じものとは限りません。警告が消えない、くり返し出るという時は、無理に走らず、ディーラーやロードサービスに相談してください。僕の場合は一時抹消中で、公道は走っていません。
ちなみに、ふだんの維持費や故障の記録は420iの維持費の記事にまとめています。
1回目:夜は充電しないことにして、半日でやめた
警告が出たので、充電器を買ってつなぎました。屋外の青空駐車場で充電していたので、夜は充電しないことにして、半日ほどでやめました。満充電の表示を見てやめたわけではありません。
充電のあとは警告が出なくなり、エンジンがかかるまでの「ガガガッ」(セルモーターが回る音)の回数も減りました。
約1か月後に、もう一度警告が出た
ところが約1か月たったころ、またエンジンをかけた時に警告が出ました。半日ほどしか充電していなかったからだと、僕は考えています。
2回目:また半日ほど。そのあとは警告が出なかった
もう一度、寒冷地モードで充電しました。このときも、満充電の表示まで待たずに半日ほどでやめました。
そのあとは警告が出ませんでした。2026年4月に乗り始めた時も、エンジンは問題なくかかりました。ただ、バッテリーの状態や気温なども関係するので、2回目の充電のおかげだとは言い切れません。
満充電まで待つためにすること
- 時間ではなく、ランプで判断する:7番目(満充電)のランプが点くまで待つ。4番目の「使用可能」は、まだ途中
- 夜に外すなら、次の日もつなぐ:途中でやめた日は、次につないだ時も満充電のランプが点くまで続ける
- 止めている間は、くり返し充電する:1回つないで安心しない。できる環境なら、つないだままにすることも考える
「2回目は途中でやめても大丈夫だったなら、満充電まで待たなくていいのでは?」と思うかもしれません。でも、メーカーは箱で7番目を「満充電」としていて、CTEKの海外向けの説明書には、長くつないだまま離れる前に、満充電の段階に進んだことを確かめるよう書かれています。僕は2回とも途中でやめ、1回目は約1か月後にまた警告が出ました。
何時間かかるかの目安も調べました。カーナリズムの解説では、容量の10分の1くらいの電流で充電すると、従来型の鉛バッテリーなら空の状態から約12時間です。ただし同じ解説で、全自動の充電器は電流を自分で調整するので、最大電流の数字から充電時間を計算せず、取扱説明書に従うように、とされています。CTEKのような全自動の充電器では、時間を決めて外すのではなく、満充電のランプで判断する。「半日やったから大丈夫」とは限らない、ということです。
冬のあいだ、充電器はつなぎっぱなしにしていい?
CTEKの商品名は「バッテリーチャージャー&メンテナー」で、箱には最後の8番目の段階として「パルスメンテナンス(監視充電)」が書かれています。満充電のあと、長く乗らない間もつないだまま様子を見るための段階です。カーナリズムの解説でも、満充電のあと維持のモードに切り替わり、電圧が下がるとまた充電する充電器なら、乗らない間もつないでおける、とされています。
CTEKの海外向けの説明書には、つないだまま長く離れる前に満充電の段階に進んだことを確かめること、50時間たっても進まない時は異常のしるしなので外すこと、が書かれています。また、充電中は風通しをよくするように、とも書かれています。
僕はつなぎっぱなしにはしていません。屋外の青空駐車場で、夜は充電しないことにしていたからです。つなぎっぱなしを選ぶなら、屋根のある車庫などで雨やコードの心配が少なく、満充電のランプに進んだことを自分の目で確かめられるかが目安になります。
まとめ:冬に乗らないなら、止める前に準備を
BMWのバッテリー充電器は、①12V用 ②自分の車のバッテリーの種類と容量に合うモード ③自動で切り替えて見守る、の3つで選びます。僕は420iでCTEK MXS5.0JPを使い、エンジンルームのジャンプスタート用の端子につなぎました。半日で充電をやめた経験から言えるのは、時間ではなく満充電の表示で判断することです。
読み終えたら、やること
- 自分の車のバッテリーのラベルで、種類(AGMなど)と容量(Ah)を確かめる
- 取扱説明書の「エンジンルーム」のページで、ジャンプスタート用の端子の場所を確かめる
- 3つの条件で充電器を選ぶ
- 車の近くでコンセントが使えるかを確かめる(延長コードリールは全部引き出して使う。コンセントがなければポータブル電源も検討)
- 充電する日の気温でモードを選び、満充電の表示まで待つ
- 冬に止める前に1回つなぎ、止めている間もくり返す
- 警告が何度も出る、エンジンがかかりにくい時はディーラーに相談する。動けなくなったら、JAFや自動車保険のロードサービスへ
CTEK バッテリーチャージャー・メンテナー 4.3A 品番:MXS5.0JP 価格:22825円 |
