車買い替えの保険は納車日までに|見積もり4社で年6,373円差

車の買い替えでは保険の手続きを納車日までに。見積もり4社で年6,373円の差があったことを示すアイキャッチ。ボンネットに赤いリボンを付けた新しい白い車と、保険を表すチェックマーク入りの盾、日付に赤い丸を付けたカレンダーのイラスト 充実したカーライフを送ろう

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「車を買い替えることになった。今の自動車保険はどうなるの?」
「いつまでに、何をすればいいの? 保険会社は変えたほうがいいの?」

僕はエスクァイアから90ヴォクシーに乗り換えたとき、自動車保険の「車両入替」という手続きを自分でネットで済ませました。エスクァイアは下取りに出しています。車検証ができるのが遅く、手続きできたのは納車の2日前でした。

この記事では、車を買い替えたときの保険の手続きを、僕が実際にやったこと(日程・入力した項目・一括見積もりで比べた結果・払った差額)と、保険会社などの公式の説明に分けてまとめます。

なお、この記事で扱うのは、自分で選んで入る任意の自動車保険です。法律で入ることが決められている自賠責保険は別の保険なので、最後の「よくある質問」で短く触れます。

この記事の結論

  • やること:車を買い替えたら、納車日までに今の保険会社で「車両入替」をする。新しい車に保険が移る日(入替日)は納車日に合わせる
  • 迷ったら:保険会社を変えるか迷うなら、入替の前に一括見積もりで新しい車の保険料を比べる。今の会社が安ければそのまま入替、他社が安ければ等級を引き継げる日程で切り替える
  • 僕の場合① 比べた(見積もり):納車の2日前に一括見積もり。結果はすぐ画面に出て、一括見積もりで入力した条件では、4社の見積もりは年9,550円〜15,923円(差は年6,373円)。その中で今の会社の見積もりが一番安かったので、保険会社は変えないことにした
  • 僕の場合② 入替した(今の契約のまま):今の契約のまま、車だけヴォクシーに替えた。入替日は納車日。払ったのは差額の65円を1回だけ。今の契約は弁護士特約などを付けていて、保険料は年16,222円(9,550円は、一括見積もりで特約を外して入力したときの見積もり額で、この契約の金額ではありません)
  • かかった時間:見積もりの入力約20分+入替の手続き約10分。どちらもネットで済んだ

※金額は2026年10月に、僕の条件で見積もった・手続きした結果です。年齢・等級・車種・補償の内容などで変わります。

買い替えが決まってから納車までにやることは、次の5ステップです。この記事の見出しにも「ステップ〇」と書いておきます。

  1. お店に、納車日と、車検証の写しをいつ・どうやってもらえるかを聞く
  2. 今の保険の満期日と、補償の内容を確かめる
  3. 新しい車の保険料を、一括見積もりで比べる
  4. 今の会社のままなら「車両入替」、他社が安ければ「切り替え」。どちらも、保険が移る日・始まる日は納車日にする
  5. 差額を払い、手続きが終わったことを確かめる
車の買い替えから納車までに保険でやることの5ステップの図。1お店に納車日と車検証の写しをもらう時期を聞く、2今の保険の満期日と補償の内容を確かめる、3一括見積もりで新しい車の保険料を比べる、4今の会社のままなら車両入替・他社が安ければ切り替え(保険が移る日・始まる日は納車日)、5差額を払って手続きが終わったか確かめる
買い替えから納車までに、保険でやること
  1. 車を買い替えたときの自動車保険は「車両入替」か「他社に切り替え」の2つ
    1. 車両入替とは:保険会社はそのまま、車だけ替える手続き
    2. 車両入替ができる条件
  2. いつまでに?保険の切り替えのタイミングは「納車日まで」が原則(ステップ1・4)
    1. 手続きを始められる日も、会社ごとに決まっている
    2. 手続きする日と、新しい車に保険が移る日(入替日)は別
    3. 僕は車検証ができるのが遅く、納車の2日前に手続きした
    4. 納車に間に合わなかったら?30日の扱いは契約先しだい
  3. 用意するもの:車検証の写しと、今の保険証券(ステップ1〜3)
    1. 僕が車検証の写しを見ながら入力した項目
    2. 今の保険の満期日と補償の内容を見ておく理由(ステップ2)
  4. 保険会社は変えるべき?納車2日前に一括見積もりで比べた結果(ステップ3)
    1. 一番安いところで入り直すつもりで、一括見積もりをした
    2. 結果:見積もりの金額では、4社の中で今の会社が一番安かった
    3. 4つの数字は何の金額か
    4. 比べた結果、保険会社は変えずに車両入替にした
    5. 車検証が届く前に見積もりたいときに確かめること
    6. 他社に申し込むときの時間の目安:僕は約1時間だった
    7. 一括見積もりで営業電話が来ないようにした方法
  5. 車両入替の手順と、保険料の差額(僕は65円・1回だけ)(ステップ4・5)
    1. 車両入替の手順
    2. 差額は「残りの期間ぶん」で計算される
    3. 差額が小さくなりやすいのは、どんなとき?
  6. 他社に切り替える場合の手順と注意(ステップ4)
    1. 切り替えの手順(3ステップ)
    2. 等級を引き継ぐには「7日以内」
    3. 途中で変えるか、満期まで待つか:比べるのは3つ
  7. ディーラーが保険の手続きをしてくれる?
  8. よくある質問
    1. 手続きが納車に間に合わなかったら?
    2. 自賠責保険はどうなる?
    3. 車両入替をすると、保険料は必ず上がる?
  9. まとめ:車の買い替えが決まったら、この5ステップで

車を買い替えたときの自動車保険は「車両入替」か「他社に切り替え」の2つ

自動車保険(任意保険)は、契約した車について入っている保険です。車を買い替えたら、保険も新しい車に合わせる手続きが要ります。道は「今の保険会社で車両入替」と「他の保険会社に切り替え」の2つです。

車両入替とは:保険会社はそのまま、車だけ替える手続き

車両入替は、契約の途中で車を買い替えたときに、今の保険会社に申し出て、契約の車を新しい車に替える手続きです。保険会社が認めれば、等級など今の契約の内容を、そのまま新しい車に引き継げます。

「等級」は1〜20等級の20段階で、保険を使う事故のない年があると翌年に1つ上がり、上がるほど保険料が安くなる仕組みです。これまで積み上げた等級をそのまま使えるのが、車両入替のいちばんの良さです。

車両入替ができる条件

車両入替には条件があります。たとえば、新しい車の持ち主が、前の車の持ち主や、記名被保険者(主に運転する人)・その配偶者などであること、車の用途と車種の区分(自家用の普通乗用車、など)が前の車と同じであること、などです。ただし、自家用の普通乗用車・小型乗用車・軽四輪乗用車・小型貨物車など「自家用8車種」と呼ばれる区分どうしなら、同じ区分とみなして入替できるのが一般的です(たとえば軽自動車から普通車のミニバンへの乗り換えも、この中に入ります)。条件に合わないときは、今の契約を解約して新しく契約し直すことになり、今の契約の内容は引き継げません。細かい範囲は会社ごとに違うので、契約先の案内で確かめてください。

今の会社で車両入替他社に切り替え
手続きする所今の保険会社新しい保険会社と、今の保険会社(解約)
等級今の契約のまま引き継ぐ日程の条件を満たせば引き継げる(7日以内)
新しい車の保険が始まる日入替日を納車日にする新しい契約の始まりの日を納車日にする
やり方下の「車両入替の手順」下の「他社に切り替える場合の手順」
2つの道のちがい(2026年10月時点の各社の説明をもとに作成)

いつまでに?保険の切り替えのタイミングは「納車日まで」が原則(ステップ1・4)

車両入替は、新しい車を受け取る日(納車日)までに済ませるのが原則です。納車の当日に手続きできる会社もあります。手続きをしないまま新しい車で事故を起こすと、原則として補償されません(下の「30日の扱い」のような例外がある契約もあります)。

手続きを始められる日も、会社ごとに決まっている

ネットで車両入替ができる期間は、会社ごとに決まっています。たとえばチューリッヒでは、ネットで手続きできるのは納車日の29日前から(納車のあとは29日以内まで)と案内されています(2026年10月時点)。車検証待ちになりそうなときは、契約先の案内で「いつから手続きできるか」を先に見ておくと安心です。

手続きする日と、新しい車に保険が移る日(入替日)は別

手続きの中で、補償を新しい車に移す日(入替日)を決めます。入替日を納車日にすれば、納車の日から新しい車が補償の対象になります。入替日の前日までは前の車が補償の対象で、入替日からは新しい車に切り替わります。

僕は入替日を納車日にしました。手続きをしたのは納車の2日前ですが、保険が新しい車に移ったのは納車の日です。

前の車をいつ手放すかで、気をつけることが少し変わります。

  • 納車の日に、前の車を下取りに出す:入替日を納車日にすればよい
  • 納車のあとも、前の車にしばらく乗る:入替日のあとは、前の車に保険がない状態になることがある。手続きの前に契約先に相談する
  • 納車の前に、前の車を手放す:手放したあとに乗るのは新しい車だけなので、入替日は納車日にする

手続きの画面では、入替日が納車日になっているかを確かめてから進めてください。

僕は車検証ができるのが遅く、納車の2日前に手続きした

車両入替には、新しい車の車検証の情報が要ります。僕の場合は車検証ができるのが遅く、購入したお店から車検証の画像がメールで届いたのは納車の2日前でした。そこから一括見積もり(入力約20分)と車両入替(約10分)を、ネットで済ませました。

「納車の前に手続きを」と言われても、実際は車検証待ちでギリギリになることがあります。車検証の写しをいつ・どうやって(メールなど)もらえるかを、契約のときにお店に聞いておくと、慌てずに済みます。

納車に間に合わなかったら?30日の扱いは契約先しだい

こちらは「納車のあと、いつまでなら間に合うか」の話です(上の「いつから手続きできるか」とは別の話です)。契約によっては、新しい車を取得した日の翌日から30日以内に手続きをすれば、取得した日から手続きまでの事故も補償する取り決め(特約)が付いています。ソニー損保やあいおいニッセイ同和損保が、このような扱いを案内しています。ただし、条件は会社・契約ごとに違います。たとえばあいおいニッセイ同和損保では、前の車を廃車・譲渡などで手放していることなどが条件で、保険金を受け取るには取得日からの追加の保険料を払う必要がある、と案内されています(2026年10月時点)。

「30日あるから後でいい」ではなく、納車日までに済ませるのが原則です。間に合わないと分かったら、まず契約先に連絡して、自分の契約の条件を確かめてください。

用意するもの:車検証の写しと、今の保険証券(ステップ1〜3)

車両入替で要るのは、新しい車の車検証に書かれている情報(型式・車台番号・登録番号・初度登録年月・持ち主など)です。納車の前で車検証が手元にないときは、販売店に写しをもらうか、これらの情報を聞いておきます。

僕が車検証の写しを見ながら入力した項目

僕は、お店からメールで届いた車検証の画像を見ながら、次の項目を入力しました。迷った所は特にありませんでした。

入力した項目どんな情報か
登録番号いわゆるナンバー
車台番号車1台ずつに付いている番号
型式車の種類を表す記号。保険料の区分(型式別料率クラス)にも使われる
初度登録年月その車が初めて登録された年月(「初年度登録」とも呼ばれる)
項目の名前は車検証の書き方に合わせています

会社によっては、ほかの項目も聞かれます。たとえば三井ダイレクト損保では、走行距離計(オドメーター)の数字も入力します(新車の納車前なら「0km」で登録できる、と案内されています)。車検証の写しは、番号がすべて読める大きさでもらっておくと入力が楽です。

今の保険の満期日と補償の内容を見ておく理由(ステップ2)

満期日と補償の内容は、今の保険の保険証券か、保険会社の契約者ページで確かめられます。見ておく理由は2つです。

  • 満期日:満期が近ければ、「いったん車両入替をして、満期のときに他社へ切り替える」という道も選べる(下の「他社に切り替える場合」)
  • 補償の内容:一括見積もりで、今と同じ条件を入力するのに使う

僕は一括見積もりを使うとき、いつも今の保険証券を見ながら入力しています。

保険会社は変えるべき?納車2日前に一括見積もりで比べた結果(ステップ3)

一番安いところで入り直すつもりで、一括見積もりをした

僕は今の会社にこだわらず、一番安いところで契約するつもりで、インズウェブの一括見積もりを使いました。車と運転する人の情報を1回入力すると、サイトの側が複数の保険会社に見積もりを頼んでくれる仕組みです(公式サイトでは「最大20社」と案内されています。2026年10月時点)。

入力は約20分。見積もりの結果は、入力したあとすぐ画面に出ました。エスクァイアの保険を見積もったときも、すぐに出ています。

結果:見積もりの金額では、4社の中で今の会社が一番安かった

今回は4社から見積もりが出ました。会社の名前は伏せて、A社〜D社と書きます。

会社見積もりの金額(年額)
A社12,840円
B社15,923円
C社(今の会社)9,550円
D社12,100円
2026年10月に、僕の条件で見積もった結果。年齢・等級・車種・補償の内容・住んでいる地域などの条件で、金額も順番も変わります

いちばん高いB社と、いちばん安いC社の差は年6,373円。B社はC社の約1.7倍でした。1回の入力で出た見積もりでも、会社によってこれだけ金額が変わります。この差は、比べてみないと見えません。

なお、僕の契約は車両保険を付けていません。車両保険を付けるかどうかで保険料は変わるので、付けている人は、この金額をそのまま目安にしないでください。

自分で比べるときは、今の契約と補償の内容(車両保険を付けるか、付けるならその金額など)をそろえて入力すると、金額を比べやすくなります。

4つの数字は何の金額か

この記事には金額が4つ出てきます。それぞれ別の金額です。

数字何の金額か何に使ったか
9,550円〜15,923円一括見積もりで出た、新しい車の保険料の見積もり(年額・弁護士特約などを外して入力)保険会社を変えるかどうかを決めるため
6,373円4社の見積もりの、いちばん高い所と安い所の差(年額)比べた意味の目安
65円今の契約のまま車を替えた(車両入替)ときに払った差額(1回だけ)入替のときに払ったお金
16,222円入替したあとの今の契約の保険料(年額)。弁護士特約などを付けた契約実際に払っている保険料

つまり、9,550円で新しく契約し直したのではありません。今の契約のまま車を替えたので、入替のときに払ったのは65円だけで、今の契約の保険料は年16,222円です。

「見積もりは9,550円なのに、なぜ16,222円?」と思うかもしれません。僕は一括見積もりのとき、弁護士特約などを外して入力しました。なので、9,550円は特約なしの条件での見積もり額です。今の契約は、弁護士特約などを付けて年16,222円です。ただし、2つの金額の差がすべて特約の分とは限りません(見積もりと今の契約で、ほかの条件までそろっているとは確かめていません)。補償の内容が違うので、この2つの金額はそのまま比べられません。

比べた結果、保険会社は変えずに車両入替にした

変えなかった理由は2つです。一括見積もりで入力した条件では、今の会社の見積もりが一番安かったこと。そして、車両入替なら今の契約(等級など)をそのまま新しい車に引き継げることです。

結果は「変えない」でしたが、比べた意味はありました。もし今の会社がB社の側だったら、見積もりの金額で比べて年6,373円の差になります。それを約20分の入力で確かめられました。もちろん、比べれば必ず安くなるわけではありません。

自分で比べるときの物差しは、「他社の見積もり」と「今の会社で車両入替をした場合の保険料」です。入替した場合の保険料は、今の会社に問い合わせて確かめます。一括見積もりに今の会社も出てくれば、その金額も目安になります(僕はこの目安で判断しました)。

ただし、一括見積もりで入力した補償の内容が今の契約と違うと、金額もずれます。僕は特約を外して入力したので、4社の見積もりは特約なしの金額どうしの比べ合いで、特約を付けた金額では比べていません。実際、特約なしの見積もりは年9,550円、弁護士特約などを付けた今の契約は年16,222円でした。自分で比べるときは、今の契約に付けている特約も同じように入れて見積もると、実際に払う金額に近い形で比べられます。

車検証が届く前に見積もりたいときに確かめること

見積もりには、型式など新しい車の情報が要ります。インズウェブの公式サイトでは、車検証や今の保険証券、売買契約書など、車の情報が分かる書類があると入力がスムーズ、と案内されています(2026年10月時点)。車検証が届く前に目安だけでも取りたいときは、販売店に型式・初度登録年月などを聞くか、それが分かる書類(売買契約書など)を手元に用意し、入力画面でその情報で見積もれるかを確かめます。

他社に申し込むときの時間の目安:僕は約1時間だった

僕がエスクァイアの保険を新しく契約したときは、見積もりの入力が約20分、結果はすぐに出て、そのあとの契約の手続きが約40分。約1時間で申し込みまで済みました(どちらも体感)。

ただし、保険の始まりの日をいつから選べるか、支払いの手続きがいつまでに要るかは、会社ごとに決まりがあります。たとえばアクサ損保では、始まりの日は最短で「初回の保険料の支払いまで含めて申し込みが終わった日の翌日」、初回の保険料は始まりの日の前日までに払う、と案内されています(2026年10月時点)。納車まで日がないときは、申し込みの画面で納車日を始まりの日に選べるかを先に確かめてください。

一括見積もりで営業電話が来ないようにした方法

僕は家の車2台の保険とも、3年ほど前から、毎年の更新の2か月前にインズウェブで保険料を比べています。今回は更新ではなく、納車の前に使いました。

入力画面の「保険会社や代理店からのアドバイス」は毎回「希望しない」を選んでいて、今回も含めて、営業電話は一度も来ていません。(公式サイトでは「しつこい電話営業なし」と案内されています。)

公式サイトでは、見積もりを頼んでも保険会社などと契約する義務はない、とも案内されています。買い替えの前に、新しい車の保険料がいくらくらいになるかを知っておくだけでも使えます。

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車両入替の手順と、保険料の差額(僕は65円・1回だけ)(ステップ4・5)

車両入替の手順

僕がネットでしたのは、次の流れです。かかった時間は約10分でした。

  1. 契約している保険会社のサイトから、車両入替の手続きに進む
  2. 車検証の写しを見ながら、新しい車の情報を入力する(補償の内容は変えなかった)
  3. 入替日を納車日にする
  4. 差額をクレジットカードで払う

最後に、手続きが終わったことを、契約先の案内に書かれた方法で確かめておきます。ネットのほかに電話やLINEで受け付ける会社(チューリッヒなど)や、代理店で手続きする契約もあるので、やり方は契約先の案内に合わせてください。

差額は「残りの期間ぶん」で計算される

車を替えると、保険料が変わることがあります。その差は、契約の残りの期間ぶんで計算され、高くなれば追加で払い、安くなれば戻ってきます。払い方は会社ごとに違います。たとえばSBI損保では、ふだん月払いの契約でも、追加の保険料は残りの期間ぶんを1回でまとめて払う、と案内されています。三井ダイレクト損保では、残りの期間に応じて何回かに分けて払う場合もあります(いずれも2026年10月時点)。

僕が払ったのは65円を1回だけ(クレジットカード)です。年間の保険料が65円上がったのではなく、入替のときに一度だけ払った差額です。

ヴォクシーに入替したあとの今の契約の保険料は、年16,222円です(弁護士特約などを付けた、車両保険なしの契約)。65円は、入替のときに一度だけ払った差額で、この年額に上乗せされ続けるお金ではありません。

差額が小さくなりやすいのは、どんなとき?

保険料は、車の型式ごとの区分(型式別料率クラス)でも変わります。損害保険料率算出機構の説明では、自家用の普通・小型乗用車は1〜17のクラスに分かれ、数字が大きいほど保険料が高くなります。クラスは、対人賠償・対物賠償・人身傷害・車両保険の補償ごとに決められています(2026年10月時点。実際に使うクラスは保険会社によって違う場合があります)。

差額は「車が替わって保険料がどれだけ変わるか」と「契約の残りの期間」で決まります。そのため、保険料の区分が近い車どうしの乗り換えや、残りの期間が短いときは小さくなりやすく、区分の高い車や、車両保険の金額が上がる車に替えると大きくなりやすい、と考えられます。自分の差額は、手続きの画面や契約先で確かめてください。

他社に切り替える場合の手順と注意(ステップ4)

僕は一番安いところで契約するつもりで比べました。結果は今の会社のままでしたが、もし他社のほうが安かったら必要だった手順を、保険会社の公式の説明をもとにまとめます(僕は今回、切り替えていません)。

切り替えの手順(3ステップ)

  1. 先に、新しい保険会社に新しい車で申し込む。保険の始まりの日は納車日。今の保険証券を見ながら、今の契約の等級などを入力する
  2. 新しい会社が引き受けてくれたのを確かめてから、今の保険会社に解約を申し出る。解約日は、新しい契約の始まりの日(納車日)と同じ日にして、保険がない日も、2つの保険が重なる日も作らない
  3. 前の車を納車のあとまで手元に置くときは、解約日と前の車の補償をどうするかを、今の保険会社に確かめる

申し込みと解約の順番は損保ジャパンの解説、解約日と始まりの日を同じ日にそろえる点は東京海上ダイレクトの解説をもとにしています(2026年10月時点)。解約日は過去にさかのぼって決められないので、早めに動いてください。

もう1つの道として、まず今の会社で車両入替をしておき、満期のときに他社へ切り替えるやり方もあります。途中で解約しないので、下の「途中で変えるか、満期まで待つか」の不利を避けられます。

等級を引き継ぐには「7日以内」

他社に切り替えて等級を引き継ぐには、新しい契約が、前の契約の満期日(途中で解約したときは解約日)の翌日から7日以内に始まる必要があります。会社によって言い方や細かい扱いが違い、たとえばアクサ損保は「今の契約の満期日を含めて7日以内」と案内しています。申し込む前に新しい会社の案内で確かめてください。8日以上あくと、7等級以上の人はそれまでの等級を原則として引き継げず、新しく入るときと同じ6等級からになります(2026年10月時点)。

「7日以内」は、等級を引き継げる期限の話です。あいだが空いた日は、どの保険にも入っていない日になります。だから、上の手順では解約日と始まりの日をそろえて、あいだを空けないようにしています。

途中で変えるか、満期まで待つか:比べるのは3つ

契約の途中で解約して他社に移ると、無事故でも、次に等級が上がるのは新しい契約が始まってから1年後になります。また、解約で戻ってくる保険料は、日割りではなく「短期率」という決まった割合で計算する会社が多く、まだ使っていない期間の保険料がまるごとは戻らないことがあります(2026年10月時点)。

途中で変えるか、車両入替をして満期まで待つかは、次の3つを比べて決めます。

  • 今の契約の満期まで、あと何か月あるか
  • 見積もりで、年いくら安くなるか
  • 途中で解約して戻ってくるお金と、等級が上がるのが遅れる分

ディーラーが保険の手続きをしてくれる?

契約の途中で車を買い替えたときは、契約している保険会社か代理店に申し出ます。ディーラー(販売店)が保険の代理店をしていて、そこで入った保険なら、その代理店に申し出て手続きします。ネットで自分で入った保険は、保険会社のサイトや電話で自分で手続きします。

僕はネットの保険なので、自分でネットで手続きしました。ネットの保険に入っている人が、車を買うお店に頼んでおくとよいのは次の2つです。

  • 車検証の写しを、できるだけ早く、メールなどで送ってもらう(僕はメールで画像が届きました)
  • 納車日を早めに決めてもらう

お店で保険をすすめられたときは、その見積もりも、比べる材料の1つにできます。

よくある質問

手続きが納車に間に合わなかったら?

契約によっては、新しい車を取得した日の翌日から30日以内に手続きすれば、それまでの事故も補償する取り決め(特約)が付いています。ただし、前の車を手放していることや追加の保険料を払うことなど、条件は会社・契約ごとに違います。間に合わないと分かった時点で、契約先に連絡してください。

自賠責保険はどうなる?

自賠責保険は、法律ですべての車に入ることが義務づけられている保険で、任意の自動車保険とは別の保険です。車1台ごとに入ることが義務づけられている保険なので、この記事の車両入替(任意保険の手続き)とは別に扱われます。新しい車の自賠責をどう手続きするか、手放す車の自賠責がどうなるかは、車を買うお店・売るお店に確かめてください。

車両入替をすると、保険料は必ず上がる?

上がるとは限りません。新しい車の保険料のほうが安ければ、差額は戻ってきます。僕の場合は、65円を1回払っただけでした。

まとめ:車の買い替えが決まったら、この5ステップで

車を買い替えたら、保険は納車日までに「車両入替」。保険会社を変えるか迷うなら、入替の前に一括見積もりで比べます。僕は納車の2日前に比べて、今の会社のまま入替をして、払ったのは差額の65円だけでした。

買い替えが決まったら、次の順番で進めてください。

  1. お店に、納車日と、車検証の写しをいつ・どうやってもらえるかを聞く
  2. 今の保険の満期日と、補償の内容を確かめる
  3. 新しい車の保険料を、一括見積もりで比べる
  4. 今の会社のままなら「車両入替」、他社が安ければ「切り替え」。どちらも、保険が移る日・始まる日は納車日にする
  5. 差額を払い、手続きが終わったことを確かめる
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乗り換えの前に、今の車がいくらで売れたかはエスクァイアの下取りの記事に、乗り換えたヴォクシーの燃費はヴォクシーハイブリッド4WDの実燃費の記事に、保険を含めた1年の維持費は維持費の記事に書いています。

出典:日本損害保険協会「損害保険Q&A くるまの保険 問24」「自動車保険のご加入時に知っておきたいポイント」「自賠責保険」、国土交通省 北海道運輸局 札幌運輸支局の自賠責保険の案内、損害保険料率算出機構「型式別料率クラスの仕組み」、チューリッヒ・ソニー損保・あいおいニッセイ同和損保・SBI損保・三井ダイレクト損保・東京海上ダイレクト・アクサ損保・損保ジャパン(SOMPO CAR MAGAZINE)の車両入替・等級・保険料の差額・乗り換えの案内、インズウェブ公式サイト(いずれも2026年10月時点)

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