洗車機で落ちないホイール汚れの洗浄方法|手洗いなしで傷つけず

洗車

洗車機に入れても、ホイールだけは汚れたまま。 「あれ、足元だけ汚いな」と、何度も思ってきました。

かといって、濡れたタオルでそのまま拭くのは傷が怖い。 純正ホイールでも、傷だらけにはしたくない。 でも、どんなに車がピカピカでも、ホイールやタイヤが汚れていたら台無し。 高級な服に、泥だらけのスニーカーを履いているようなもの。

僕の結論はシンプル。 ながら洗車のビギナーズラックを吹きかけて、マイクロファイバーで拭き取るだけ。 ビギナーズラックの潤滑性で拭くから、傷を最小限にして汚れが落ちます。

ただし正直に言うと、これでも落ちない汚れがある。 そこは記事の後半でハッキリ書きます。


結論:洗車機では洗えない。でも傷つけず落とせる

結論から言います。 洗車機に、ホイールをキレイにする力はほぼありません。 それでも、ゴシゴシ擦らずに汚れは落とせる。

理由は2つ。 洗車機のブラシはボディ向け。ホイールの細かい溝まで届きません。 そもそもホイール洗浄のオプションがない洗車機も多い。あっても、円形スポンジが軽く触れるだけ。期待するほど落ちません。

だから僕は、洗車機のあとにひと手間だけ足します。 濡れたホイール全体にビギナーズラックを吹きかけて、マイクロファイバーで拭き取る。これだけ。 ビギナーズラックがクッションになり、砂やホコリを引きずらない。傷を最小限にして落とせる仕組みです。

先に言っておくと、固着したブレーキダストはこの方法では落ちません。 その線引きは後半に記載しています。

そもそもホイールの汚れは2種類ある

ホイールの汚れに、種類なんてあるの? たぶん、考えたこともないはず。 でも、ここが分かれ道です。 ホイールの汚れは大きく2種類。種類によって、落とし方が変わります。

① 表面に乗っているだけの汚れ

ホコリ、砂、泥はね、花粉、黄砂。冬なら融雪剤(塩カル)。 これらはホイールの表面に乗っているだけ。 だから、ビギナーズラックの潤滑性を活かして拭けば、傷をつけずに落ちます。ビギナーズラックが狙うのは、ここ。 輸入車やスポーツカーでなければ、ホイールの汚れの大半はこのタイプです。

② 食い込んで固着する汚れ=ブレーキダスト

黒くこびりつくアレ。正体は鉄粉です。 ブレーキのローターとパッドが削れた、金属の粉。そこにパッドの樹脂も混ざる。 やっかいなのは付き方。高温の鉄粉が、アルミに食い込むように刺さります。 冷えて固まり、放置すれば錆まで呼ぶ。こうなると、擦っても落ちません。

特に輸入車やスポーツカーは、ブレーキダストが大量に出ます。 洗車直後でも、家に着く頃にはホイールが真っ黒に。 街中で、ボディはピカピカなのにホイールだけ汚いドイツ車を見かけたことはありませんか? 原因は、このブレーキダスト。専用の鉄粉除去剤を使わないと落ちません。 気軽には落とせない汚れです。

洗車機が苦手なのは、両方

洗車機が洗えるのは、ホイールの表面だけ。 スポークの間、エンブレムの隙間、細かい溝には、まず届きません。 だから①は拭き残し、②はそもそも無理。 洗車機だけだと、ホイールはいつまでも汚いまま。

ホイールはボディより傷に強い。それでも擦り洗いはすすめない

ここ、誤解されがち。 実はホイールは、ボディより傷に強いパーツです。 プロもボディには柔らかいブラシ、ホイールにはやや硬めのブラシ。使い分けが基本。

ただし、油断は禁物。 クリア塗装やカラー塗装のホイールは、研磨剤入りクリーナーや硬いブラシで強くこすると、クリア層に傷が入ります。 そして傷の一番の原因は、砂。 乾いた状態で砂を巻き込んで擦ると、砂がヤスリになる。細かい傷が、確実に入ります。

だから避けたいのは「乾拭き」と「力任せの擦り洗い」。 逆に言えば、砂を浮かせて滑らせれば、傷はほぼ防げる。 これが「擦って落とす」より「滑らせて拭き取る」を選ぶ理由。

放置すると黒ずみ・サビ・腐食

汚れたホイールを放置すると、どうなるか。 見た目だけの問題では済みません。

表面の鉄粉は、時間とともに酸化します。 酸化が進めばサビ。アルミでも腐食する。 冬の融雪剤が混ざれば、腐食はさらに加速。 表面の汚れも、蓄積するとシャンプー洗車では落とせなくなります。

そして見た目。 ボディをいくらピカピカにしても、足元が汚いままだと台無し。 車全体が古く、くたびれて見えます。

だからこそ、汚れる前のこまめなケアが重要です。 軽いうちなら、傷つけずサッと落とせる。 これが結局、いちばんラクな道。

なぜビギナーズラックなのか

クイックディテーラーは、他にもあります。 それでも僕がホイールに使うのは、ながら洗車のビギナーズラックです。 理由は3つ。

① 滑り性が高い=傷を最小限にできる

ビギナーズラックの一番の武器は、滑り。 吹いた面は、クロスがスルスル滑ります。 摩擦が減るほど、拭き取りの傷リスクは下がる。 「滑らせて拭く」を実現するための、これ以上ない相棒。

② コーティング剤なのに、軽い汚れを落とせる

ただ艶を出すだけのスプレーではありません。 洗浄成分が入っていて、軽度の汚れを浮かせて拭き取りながら落とせます。 ホイールの表面に乗った砂やホコリは、これで十分。 (※固着した鉄粉は別。そこは後半で)

③ 洗車しなくても、軽いホコリならそのまま使える

これがホイール向き。 洗車機を通したあと、濡れたホイールにそのまま吹いて拭くだけ。 わざわざ手洗いする手間を省くことができます。 しかもボディや窓、車内にも使える。1本持っておいて損はないアイテムです。

【本題】傷を最小限にホイールを落とす手順

ここからが本題。 僕が実際にやっている手順を、そのまま公開します。

用意するもの

  • ビギナーズラック(ながら洗車)
  • マイクロファイバークロス 3枚
  • ノータッチUV(クリンビュー)

これだけ。 バケツもホイールブラシも鉄粉除去剤もいりません。

製品名:ながら洗車 ビギナーズラック/価格:2,340円
製品名:ながら洗車 白もふ マイクロファイバークロス 3枚セット『 傷から最も遠い洗車タオル 』/価格:2,340円
製品名:イチネンケミカルズ(Ichinen Chemicals) 車用 タイヤ艶出し&クリーナー クリンビュー ノータッチUV 370ml:402円

手順

ひとつ下準備があります。 ホイールが泥や砂でザラザラなら、まず水で砂を流してください。 高圧洗浄機があれば理想です。なければ、100円ショップのスプレーボトルに水を入れて持っていく。 洗車機のあと、ホイールに水を吹きかけて、表面の砂や泥汚れを浮かせます。 砂を残したまま拭くと、それ自体が傷の原因になります。

1.ホイール全体にビギナーズラックをスプレーする

ホイール全体にビキナーズラックがかかるよう5プッシュほど吹きかけます。

2.マイクロファイバーで、軽い力で拭き取る

⭐︎ビフォー写真(ビギナーズラック使用前の写真)

⭐︎アフター写真(ビギナーズラック使用前の写真)

    タイヤはこのあと、ノータッチで仕上げます(次の項目で)。

    「拭いてるなら、結局こすってるのでは?」 そう思うかもしれません。でも、ポイントは砂を引きずらないこと。 乾いた状態でこすると、砂がヤスリになって傷が入る。 ビギナーズラックで濡らせば、砂が浮く。だから引きずらずに拭き取れます。

    洗車機のあと、濡れたホイールにそのまま吹くのがコツ。汚れが浮きやすい。

    ※注意:マットブラックや超高級な鍛造ホイール、メッキ加工のホイールなど、特殊な塗装・仕上げの場合は気をつけてください。いきなり全体に使わず、目立たない場所で試すか、ホイールメーカー推奨の手順を確認するのが安全です。

    タイヤも一緒にケアできる

    タイヤには、ビギナーズラックは使いません。 僕が使うのは「ノータッチUV」。吹きかけてから、マイクロファイバーで拭き取る。 このノータッチは、本来は吹いたら拭き取り不要のタイヤワックス。でも僕は、均一に仕上げて飛び散りを防ぎたいので、あえて軽く拭いています。 黒さが戻って、足元が引き締まります。 ホイールとタイヤ、ひと通りやっても作業は数分。

    ちなみに、塗りすぎは禁物。拭き取らずに大量に塗ると、駐車場の地面にシミが残ることがあります。乾いてから走り出すのも忘れずに。 このひと拭きで、その心配もグッと減ります。

    ビフォーアフター

    ⭐︎ビフォー写真(作業前)

    ⭐︎アフター写真(作業後)

    表面のくすみが取れて、スッキリ。
    タイヤも自然な黒色でまるで新品のタイヤのような見た目になります。

    ※注意:これは「表面汚れ」が落ちた状態。固着した鉄粉や、ホイール裏、ナット周りの細かい汚れまで全てが取れたわけではありません。それでも、表面の汚れが落ちるだけで、ホイールはかなりキレイに見えます。

    正直、これでは落ちない汚れもある

    ビギナーズラックに、鉄粉を除去する力はありません。 さっきの「②食い込んだブレーキダスト」は、この方法では落ちません。

    固着した鉄粉を落とすなら、専用の鉄粉除去剤が必要です。 吹きかけると反応して、鉄粉を溶かして流すタイプ。 擦らず化学の力で落とすので、これも傷には優しい。

    僕のおすすめは、ラボコスメティカの「SIDERO」一択です。 理由は、ジェル状でゆっくり乾くから。 普通の鉄粉除去剤は、乾くとシミの原因になりやすい。だから直射日光や夏場は気をつかいます。 SIDEROはゆっくり乾くジェルなので、炎天下でも焦らず作業できる。 鉄粉除去剤は、吹いてから反応させる待ち時間が必要です。初心者がつまずくのは、この「乾かさずに待つ」工程です。 SIDEROなら乾きにくいため、反応時間をしっかり確保できる。だから初心者でも扱いやすいおすすめの製品です。

    製品名:Labocosmetica ラボコスメティカ SIDEROシデロ 鉄粉 ライムスケール除去剤 500ml:4,960円

    棲み分けはこうです。

    • 表面の汚れ → ビギナーズラックで拭き取り
    • 固着したブレーキダスト → 鉄粉除去剤「SIDERO」で反応させ、溶けた鉄粉をシャンプー洗車で流す(=手洗い洗車が必要)

    一度リセットすれば、あとは軽い汚れのうちにビギナーズラックで維持。 ゴシゴシする回数が、グッと減ります。

    どれくらいの頻度でやればいい?

    頻度に、絶対の正解はありません。 でも、目安はあります。 理想は2〜3週に1回。 現実的には、洗車機に入れるたびにサッとホイールも綺麗にしましょう。

    ポイントは「汚れが固着する前」です。 汚れが軽いほど、傷つけず短時間で落とせます。 溜めてから一気に、がいちばん損。傷が入るリスクも高まり、汚れもなかなか落とせなくなります。

    まとめ

    最後にまとめます。

    • 洗車機ではホイールは洗えない
    • ホイールの汚れは「表面汚れ」と「ブレーキダスト」の2種類
    • ホイールは傷に強い。それでも乾いたタオルや濡れたタオルだけで拭き取るのはNG
    • 表面汚れはビギナーズラックで、滑らせて拭き取る
    • 固着した鉄粉だけは、鉄粉除去剤で溶かしてシャンプー洗車で落とす

    洗車機派でも、ホイールはキレイにできます。 力任せにこすって落とすのではなく、滑らせて拭き取るだけです。 足元が決まると、愛車は一段カッコよくなります。

    オシャレは足元から。皆さんもぜひ、ホイールやタイヤも綺麗にしてみましょう。
    製品名:ながら洗車 ビギナーズラック/価格:2,340円
    製品名:ながら洗車 白もふ マイクロファイバークロス 3枚セット『 傷から最も遠い洗車タオル 』/価格:2,340円
    製品名:イチネンケミカルズ(Ichinen Chemicals) 車用 タイヤ艶出し&クリーナー クリンビュー ノータッチUV 370ml:402円

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