「ユーザー車検、予約のやり方からよくわからない…」
そんな人向けに、ユーザー車検を実際に2回受けた普通の会社員の僕が、普通車の予約方法をまるっと解説します。
結論から。 予約は「自動車検査インターネット予約システム」から行います。 ネットのみで完結するため、24時間365日、好きな時に予約できます。 陸運局に行ったり電話したりする必要もありません。
僕もこのシステムを、宮城運輸支局への持ち込みで実際に2回使いました。 エスクァイアの継続車検で1回。一時抹消していたBMWにナンバーを付け直す新規検査で1回。計2回です。
この記事でわかるのは、次の6つ。
- いつから予約できるか
- 満了日の何ヶ月前から受けられるか
- ラウンドの意味と、狙うべき時間帯
- 予約サイトの操作手順(宮城運輸支局を選ぶ実例付き)
- 予約前に準備するもの
- 予約が取れないときの対処法
予約から先、当日の受付や検査の流れは別記事で解説します。
では、いきましょう。
いつから予約できる?|当日を含む「14開庁日先」まで
まず一番多い疑問から。予約できる範囲は決まっています。
予約当日を含む、14開庁日先まで。
「開庁日」なので、土日祝と年末年始(12/29〜1/3)はカウントに入りません。
つまり実際には、3週間ちょっと先まで予約できるイメージです。
逆に言うと、それより先の日付はまだ予約枠が開いていません。
「来月のこの日に受けたい」と思っても、14開庁日前になるまで待つ必要があります。
狙いの日があるなら、予約解禁のタイミングを見張るのがコツ。
ちなみに、ユーザー車検は「車の所有者だけの制度」に見えますが、実際は違います。 車検の指定を受けていない町の車屋さんなども、この制度でお客さんの車を持ち込んでいます。
そのため3月などの繁忙期はすぐに枠が埋まります。
予約開始日に即予約するのがオススメです。
車検満了日の「2ヶ月前」から受けられる
2025年(令和7年)4月1日から、満了日の2ヶ月前に受けても、有効期間が短くならなくなりました。
以前は「1ヶ月前」からでした。 それが2ヶ月前まで広がったので、スケジュールに余裕ができました。
仕組みはこうです。
- 満了日の2ヶ月前〜満了日当日に受ける → 次の満了日は「今の満了日の2年後」(損なし)
- それより前に受ける → 受けた日から2年後が満了日になり、有効期間が短くなる(損)
なので狙い目は、満了日の2ヶ月前〜満了日当日。
とはいえ予約システムは14開庁日先までしか取れないので、実質は「満了日の3週間前〜ギリギリ」あたりで動くことが多いはず。
ギリギリすぎると予約が埋まっていたり、不合格で車検切れになるリスクもあります。 僕は満了日の2〜3週間前を目安にしています。
ラウンドって何?|狙うべきは「午後イチの第3ラウンド」
予約画面で必ず出てくるのが「ラウンド」。
これは検査の時間帯の区切りのこと。 1日を4つに分けていて、午前2つ・午後2つの計4ラウンドです。
時間帯は検査場ごとに違いますが、目安はこんな感じ。
- 第1ラウンド:午前の早い時間(受付8:45頃〜)
- 第2ラウンド:午前の遅い時間
- 第3ラウンド:午後の早い時間
- 第4ラウンド:午後の最終(〜16:00頃)
※正確な時間は、受ける検査場の公式ページで必ず確認してください。
結論:初めてなら第3ラウンドを取る
狙うべきは、午後イチの第3ラウンド。
理由は3つあります。
① 午前は競争率が高く、予約が取りにくい
前述の通り、ユーザー車検は町の車屋さんやディーラーの手続きでも使われる制度。 午前の枠は、予約開始と同時に埋まってしまうことがほとんどです。
② 午前中は、移動と予備検査で意外と忙しい
陸運局は数が限られており、人によっては移動だけで2〜3時間かかります。
さらに、合格率を上げるには当日「予備検査(テスター屋)」を受けるのが重要。
予備検査ではライトの光軸調整などができ、受けるか受けないかで不合格の確率が大きく変わります。費用も2,000円以内と手頃。
陸運局の周辺に民間の予備検査場が点在していますが、移動や検査(10分程度)の時間もかかるため、午後イチなら余裕を持って回れます。
③ 不合格でも、第4ラウンドで当日中に再検査できる
軽微な不良なら、周辺の車屋さんで当日中に直してもらい、そのまま再検査を受けられます。 このリカバリー枠があるのが、第3ラウンド最大のメリットです。
逆に第4ラウンド(最終)は避けたい。
午後の最後なので、落ちたら再検査は翌日以降になってしまいます。
「初めて=第3ラウンド」。 これだけ覚えておけばOKです。
予約サイトは全国共通で1つだけ|「自動車検査インターネット予約システム」を使用する
普通車の予約は、全国共通の「自動車検査インターネット予約システム」から行います。 車検を受ける場所は県ごとの陸運局(運輸支局)で異なりますが、予約サイトは全国共通の1つだけです。
自動車検査インターネット予約システム https://www.reserve.naltec.go.jp/
運営は、独立行政法人 自動車技術総合機構(NALTEC)。 国の機関が運営しているサイトです。
ひとつ注意。 軽自動車は、このサイトでは予約できません。 軽は「軽自動車検査協会」の別サイトになります。
まずは「利用登録」から
最初にアカウントの利用登録が必要です。
- 登録にはメールアドレスが必須
- ガラケー(フィーチャーフォン)は非対応
- 旧予約システムのアカウントは使えない(新規で取り直し)
ここでつまずく人が地味に多い印象。 「予約しようとしたらログインを求められて止まった」というやつ。 先に登録を済ませておきましょう。
①はじめてご利用の方は、「アカウント登録」へ→「アカウント登録」を選択

②各項目を入力→「利用規約等を確認後、チェックを入れてください」にチェック→「同意する」を選択

予約の操作手順(3ステップ)|宮城運輸支局を選ぶ実例付き
登録が終われば、あとは流れ作業。
- ログイン(アカウントID(登録したメールアドレス)・パスワードを入力)
- 検査の予約を選び、検査種別・車種・検査場・日時を選択
- 予約完了メールを受信して保管
順に見ていきます。
①トップページの「ログイン」を選択

②「アカウントID(登録したメールアドレス)」と「パスワード」を入力しログインを選択。

③検査の予約を行う場合はこちら→「予約」を選択

④検査種別は「継続検査」を選択→検査車種は「普通車」を選びます。 「次へ」を押してください。

ちなみに僕はBMWの手続きのとき、ここで「新規検査(中古車)」を選びました。 一時抹消からの復活など、継続車検以外もこの画面で選べます。 通常の車検なら「継続検査」でOKです。
⑤車を持ち込みたい陸運局(ユーザー車検を受けたい場所)を選択します。
僕の場合(宮城運輸支局で受検)はこう選びました。 東北管内 → 宮城県 → 宮城
これで仙台市宮城野区の宮城運輸支局が指定されます。
他の県でも「管内 → 都道府県 → 検査場」の順に選ぶだけ。迷う要素はありません。

⑥受けたい日付と時間帯を選択。 時間帯は「ラウンド」と呼ばれる4つの区分に分かれています(選び方は前述の通り、初めてなら第3ラウンド)。 空き状況は「〇・△・×」で表示されるので、〇か△のコマを選んで進むだけです。

⑦車検証を確認しながら車台番号を入力→当日車を持ち込んで検査を受ける受検者名と、電話番号も入力→「遵守事項等を確認後、チェックを入れてください」にチェック→「確認」を選択

⑧予約内容を確認して、問題なければ完了を選択。

予約が完了すると、登録したメールアドレス宛てに予約番号が発行されます。 当日使うので、メールは必ず保管しておきましょう。

予約するために準備するもの
- 車検証(電子車検証+自動車検査証記録事項)
車検証を用意する理由は、登録番号(ナンバー)や車台番号など、車の情報を確認しながら進めるためです。
手元にあれば、入力で迷いません。
予約が取れないときの対処法3つ
繁忙期や午前ラウンドは、枠が埋まっていることがあります。 それでも諦めるのは早い。
僕が実際に使える手だと考えている対処法を3つ紹介します。
① キャンセル拾いを狙う
予約は無料でキャンセルできるため、直前に枠が空くことがよくあります。
特に前日の夕方と当日の朝は狙い目。 ×だったラウンドが△に変わっていることは珍しくありません。
② ラウンドを変える
こだわりがなければ、空いているラウンドに柔軟に動くのが早いです。
第3が埋まっていたら第2でも問題ありません。
避けるべきは「初めてなのに第4」の組み合わせだけです。
③ 予約解禁日に取る
狙いの日の14開庁日前(午前0時)に枠が開きます。
カレンダーで開庁日を数えて、解禁日の朝にサイトを開けばほぼ確実に取れます。
3月・9月などの繁忙期に受ける人は、この方法が一番確実です。
まとめ|予約は難しくない。取れたら半分終わり
最後にポイントをおさらい。
- 予約は当日含む14開庁日先まで
- 受けるなら満了日の2ヶ月前〜当日がベスト(2025年改正)
- ラウンドは午後イチの第3ラウンドを狙う
- 普通車の予約は「自動車検査インターネット予約システム」から(軽は別サイト)
- 取れなくてもキャンセル拾い・ラウンド変更・解禁日狙いでリカバリーできる
予約が取れてしまえば、いよいよ当日に向けての準備に取り掛かります。
次のステップはこちら。
▶ 車検当日までにやること8選(リンク先)
予約が済んだら、書類と車のチェックを進めましょう。
▶ 【初めてのユーザー車検】当日の流れを実体験で解説|宮城運輸支局編(リンク先)
受付から検査ラインまで、当日の動きを写真付きで解説しています。
▶ 「そもそもユーザー車検って自分でできるの?」という人は、全体像から(リンク先)
それでは、良いカーライフを!


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